私が20代の頃は、空前のスキーブームでした。
地元に古くからあったスキー場の他、いくつものスキー場が新設され、毎週どこへ行こうか迷っていた程です。
しかし、ブームは長く続かず、多くのスキー場が廃業に追い込まれました。
そんな昔を懐かしみ、廃スキー場を巡ってみましょう。

今日はF650STで「鳥越高原大日スキー場」へ行ってみました。
F650STに乗るのは久しぶりです。
今では看板も無いので、入り口が分からず、大日ダムまで行ってしまいました。
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ダムから少し下ったところに案内板の残骸がありました。これが目印です。
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鳥越高原大日スキー場は、1970年に大倉岳の北斜面(阿手側)に作られました。
元々は「阿手鉱山」という鉱山の跡地です。
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大倉岳の尾小屋側の斜面には、大倉岳高原スキー場があり、こちらは今でも存続しています。
かつては、両スキー場をロープウェイで結ぶという計画もあったそうですが、スキーブームの終焉により実現しませんでした。
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広大な駐車場は、ゲート跡で閉鎖されていました。
駐車場では、ジムカーナが行われているようです。タイヤ痕がすごいです。
駐車場の奥に2棟のセンターロッジがあります。
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右側のロッジはまだまだ新しそうです。
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2階部分で渡り廊下で連結されています。
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ワイドな緩斜面と中斜面からなるファミリー向けのスキー場です。

特に大倉岳山頂から滑り下りるコースは、ダイナミックなロングコースでした。
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結構気に入っていたスキー場ですが、大雨による土砂崩れ等のアクシデントもあり、残念ながら2012年に閉鎖されてしまいました。今では、大倉岳へ登るハイキングコースになっています。
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ゲレンデ自体は悪くないのですが、アクセス道路があまりに細く、冬場の通行に支障があったことが原因なのかも知れません。とても残念なスキー場です。